包茎手術は、隠れた亀頭を露出させるために行う手術のことを指し、股間部分の清潔や見栄えを意識した男性が受けています。特にさまざまな股間部分の病気につながるとされる包茎は、放っておくと汚れが溜まっていってしまい、その汚れから感染症にかかったり尿路に入り込んで膀胱炎を引き起こしたりするため、包茎の人はできるだけ手術を受ける方が良いとされています。包茎手術の過程は、まず病院やクリニックでかかりつけ医に相談し、手術が可能かどうかを判断してもらいます。可能であれば、切開手術を行い、ダウンタイムを含めて約三か月は様子を見ることになるのが基本的な流れです。

排尿は日常生活に欠かせない行動で、それを阻害しないよう細心の注意を払って手術が行われます。包茎手術は具体的に環状切開術と言われており、包皮を輪のかたちに切除して亀頭を物理的に露出させる方法です。包皮を切除する範囲を間違えてしまうと、生理的反応の時などに痛みや不全などにつながってしまうため、ミリ単位で正確に切開範囲を測定していきます。手術の費用は平均して5万円から8万円程度とされており、公的保険適用外となります。

特徴的なのは、他の医院で上手くいかなかった手術の結果を修正する再手術を行っているところもあり、その場合は15万円を超える費用が必要です。治療に年齢制限はありませんが、汚れの蓄積などのことから成人後はできるだけ早期に手術を受ける方が良いとされています。